頭部外傷(高次脳機能障害)③~高次脳機能障害認定のポイント~

1)前回ご説明させて頂いた3要件のなかで、高次脳機能障害が認められるために最も重要となるのは、意識障害所見となります。
意識障害のレベルが認定等級に直結することが多いからです。

脳神経外科医は、MRIでびまん性軸索損傷の所見が得られなくても、意識障害のレベルによって傷病の存在を推定したうえで診断することが多いといえます。

半昏睡~昏睡状態が6時間以上継続していれば、立証は比較的容易といえます。
しかしながら、5・7・9級の場合では外傷後健忘や軽度の意識障害にとどまるため、担当医が入院中の被害者を細かく検証したうえで詳細を把握することは、治療との関係があまりないため現実的に困難といえます。

2)被害者の家族のみなさまには、受傷から6時間・1週間の意識障害の経過を詳細に確認し、それを申述書として文書化したうえで、主治医に申述書を提示して意識障害の記載を依頼しています。

間違った所見の記載がなされているときは、申述書を示して訂正をお願いすることになります。
この場合の訂正とは、新たな所見の記載を意味しており、入院期間中であれば、修正は比較的容易に行ってもらえます。主治医の理解を得るには、外傷性健忘のエピソードを具体的に説明することが大変重要です。

3)想定される4つのパターン

 意識障害傷病名画像所見高次脳機能障害
×
×
××××

1であれば、高次脳機能障害の立証に、苦労はありません。
2でも、なんとか頑張って立証に漕ぎ着けます。
3となれば、高次脳機能障害の認定は極めて困難となります。
4であれば高次脳機能障害として審査されることは極めて少ないといえます。
軽度脳損傷・MTBIは4に該当し、高次脳機能障害として評価されるいことはほぼないといえます。


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