手根骨の骨折 月状骨脱臼(げつじょうこつだっきゅう)~概要と後遺障害獲得のポイント~

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手首の付け根の骨は手根骨と呼ぶのですが、8個の小さな部位で構成されています。
これらの手根骨は2列に並んでおり1列目は親指側から、舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨、2列目は大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鉤骨と呼びます。
これらの手根骨はお互いに関節を作って接しており、複雑な靭帯で結合されています。
月状骨は、右手の背側では、舟状骨の右隣、有鈎骨の下部に位置しています。

手根骨の脱臼

手根骨脱臼は、月状骨の部位に生じることが多く月状骨周囲脱臼と呼ばれています。
手のひらをついて転倒した際、月状骨が有頭骨と橈骨の間に挟まれてはじき出されるように手のひら側に転位・脱臼します。月状骨と橈骨の位置関係は正常ですが、月状骨とその他の手根骨との関係が異常となり背側に転位するためしばしば見逃されるので注意しなければなりません。
月状骨周辺の橈骨遠位端骨折、舟状骨骨折を伴うこともあります。

疼痛、運動制限、圧痛、腫脹を発症、脱臼した月状骨が手根管に圧迫や突出したときは、手根管症候群を生じることがあります。単純XPの側面画像により月状骨の90°回転がみられます。
徒手整復が治療の中心となりますが、整復できない場合、再発予防・手根管症候群予防の必要から手術により靭帯の縫合などを行います。

手根不安定症の防止策

近年、手根不安定症の発症を防止する観点から、手根骨間の徒手整復経皮的ピンニング=切開をしないで徒手で転位した手根骨を整復、皮膚の外からワイヤーで固定する方法、観血的靭帯縫合=切開手術で転位した手根骨を整復し、ワイヤーで固定、損傷した靭帯を縫合する方法、これらが積極的に実施されています。

1)骨折発見の困難性 手根骨の骨折では、発見が遅れてしまうことが共通した問題点です。
2方向のXPでは判断がつかず、医師がCTやMRIの撮影を決断するほどの強い痛みの訴えがなされないことが見逃される原因となっています。
何度も繰り返してきましたが、ジクジクする痛みが軽減することなく続くのであれば、受傷2ヶ月以内に専門医の受診を受けることをお勧めします。


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