頭部外傷の具体的事例~高次脳機能障害・症状別解説②~頭部外傷 前頭骨陥没骨折、外傷性てんかん

前頭骨陥没骨折(ぜんとうこつかんぼつこっせつ)

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頭蓋骨骨折・脳挫傷の被害者には、外傷性てんかんの予防的措置として、一定期間、抗痙攣剤が投与されていますが、ほとんどのケースで外傷性てんかんを発症することはないといえます。

しかし、頭蓋骨陥没骨折後の場合、外傷性てんかんが高頻度で発症しています。外傷で、脳の実質部に残した瘢痕は、手術による摘出以外の方法で除去することはできません。
この瘢痕部から発せられる異常な電気的信号により、周辺の正常な脳神経細胞が巻き込まれる状態を外傷性てんかんと呼んでいます。

外傷性てんかん

発作には大発作、焦点発作、精神運動発作があります。
発作を繰り返すことにより、周辺の正常な脳神経細胞も傷つき、性格変化や知能低下の精神障害を来し、高度になると痴呆・人格崩壊に至ることがあります。

外傷性てんかんの治療

深刻な障害ですが、治療は、発作を抑える抗痙攣剤の内服、つまり、薬物療法が基本です。
内服で発作を抑えられないケースでは、発作焦点となっている脳の部分切除がなされますが、このケースでも術後は長期にわたる薬物療法が続けられます。
内服を続けながら、脳波検査により、てんかんを示すスパイク波・鋭波の消失を待つのです。
抗痙攣剤を内服中の女性は妊娠を避ける必要があります。


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