手指伸筋腱損傷

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指を上から見たときの解剖図

伸筋腱が断裂した場合、筋収縮によってもその力が骨に伝達されることはなく、手指を伸ばすことができなくなります。
切創や挫創による開放性損傷、創がなく生じる閉鎖性損傷、皮下断裂があります。
皮下断裂は、突き指などの外力によって生じるものであり、圧倒的に多い症例といえます。

開放損傷により、手の甲で腱が断裂したときは、MP関節での手指の伸展が不良となります。しかし、手背部の伸筋腱は、腱間結合という組織で隣の伸筋腱と連結しているため、完全に伸展することはできませんが、一定程度までの伸展は可能です。

症状としては、手指の関節の伸展が不良となります。骨折と違い、強い疼痛を伴うことはありません。
DIP、PIP関節の背側での皮下断裂は、放置すると伸筋腱のバランスが崩れ、スワンネック変形やボタンホール変形という手指の変形に発展します。

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開放性損傷では、早期に開創し、短縮している腱の断端を引き寄せて縫合しなければなりません。
DIP、PIP関節背側での皮下断裂は、一般的には、保存療法で治療、装具により手指を伸ばした状態で4週間以上固定します。
この間、固定を外さないようしなければなりません。
病的断裂では、手関節背側で生じた皮下断裂においては、手術が必要となることがあります。
断裂した腱の断端同士を縫合できないことが多く、腱移行術や腱移植術などが行わることがあります。


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