手指の欠損について~概要と後遺障害獲得のポイント~

手指の欠損

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手指の欠損障害による後遺障害等級
3級5号両手の手指の全部を失ったもの母指にあっては指節間関節、 その他の指にあっては近位指節間関節以上を失ったもの、
6級8号1手の5の手指または親指を含み4の手指を失ったもの、
7級6号1手の親指を含み3の手指を失ったものまたは親指以外の4の手指を失ったもの、
8級3号1手の親指を含み2の手指を失ったものまたは親指以外の3の手指を失ったもの、
9級12号1手の親指または親指以外の2の手指を失ったもの、
11級8号1手の人差し指、中指または薬指を失ったもの、
12級9号1手の小指を失ったもの、
13級7号1手の親指の指骨の一部を失ったもの、1指骨の一部を失ったこと、その程度は1指骨の一部を失ったことがXPによって明確であるものおよび遊離骨片が認められるものを説明しています。 ただし、その程度が手指の末節骨の長さの2分の1以上を失った場合は、手指の用を廃したものとなる、
14級6号1手の親指以外の手指の指骨の一部を失ったもの、

 

鋭利な刃物で、手指がスパッと切り落とされた場合、血管や神経の切り口も綺麗なため再接着の成功率は高いのですが、それに比べ、何かに巻き込まれ手指を切断してしまった場合は、血管も神経もズタズタの状態であり、再接着の成功率は極めて低くなります

テレビでは、切断した指を氷詰めにして、病院に持っていくというシーンがありますが、この方法は、実際に有効であり、ビニール袋に氷を詰めて病院に持っていったときは24時間以内、氷詰めにしない常温だと6時間以内であれば、再接着の成功率が高いというデータがあります。当然のことですが、切断肢の止血時間も、再接着には重大な影響があります。

再接着は、専門医の領域であり、現在はマイクロサージャリー、顕微鏡下での手術により、細い神経や血管の接合術が実施されています。

手指は親指、人差し指、中指、環指=薬指、小指の5本で構成されています。機能的な面で、一番大切なのは親指です。 親指は手指全体の機能の40%を占めるとされており、これを失うと後遺障害等級も9級12号が認定されます。

次に大事なのは、何と、小指と言われているのです。
親指と小指でものを挟めるだけで、その手の能力は高まると言われており、小指の欠損は、格上げされ12級9号が認定されています。

3番目に大事なのは環指=薬指で11級6号が認定されます。人差し指、中指、環指=薬指の切断は、同列の扱いです。4番目に大事なのは中指で、優先順位の最後は人差し指とされています。確かに人差し指は日常ではあまり使わないのかもしれません。   53-2

手指を失ったものとは、親指では、指節間関節=IPより先、その他の指では、近位指節間関節=PIPより先となります。
親指以外では、第1関節=DIPより先を失っても、14級6号が認定されるに過ぎません。
このケースでは、DIPより先の2分の1以上を失っていれば、14級6号の認定です。

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症状固定時期について

切断は、非可逆的損傷ですから6カ月を待つ必要はありません。
切断肢の断端形成が完了、幻肢痛が改善したときが、症状固定のタイミングとなります。  

断端形成とは、切断端を皮膚で覆う形成術のこと

手指を切断することで、存在しないはずの部分に感覚を感じることがあり、切断患者の50~80%にその症状が認められています。
感覚を感じることを幻視といい、幻視部分が痛むときは、幻肢痛といいます。
痛みは、神経の切断後に脳に起こる変化が原因であるという説、神経の断端からの刺激が脳に伝わって痛みを起こすという説、心理的原因説などが議論されていますがまだ決着がついていません。原因不明の状態が続いているのです。    


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