バレ・リュー症候群~概要・後遺障害該当性(12級・14級)~

バレ・リュー症候群の症状

バレリュー

バレ・リュー症候群とは、簡単に言えば、交通事故により頚部に衝撃を受け、交感神経節が損傷することにより起こったと考えられる自律神経失調症状のことです。

症状としては、頭痛が代表的ですが、重症例では、倦怠感、疲労感、熱感、脱力感、眩暈、耳鳴り、難聴、眼精疲労、流涙、視力調節障害、痺れ、肩凝り、背痛、腰痛、頭重感、動悸、息切れ、四肢冷感、食欲不振、胃重感、悪心、腹痛、下痢、便秘などが生じることがあります。

これらの症状には、星状神経節ブロック注射が効果的であるといわれています。

バレ・リュー症候群は見えにくい後遺症

バレ・リュー症候群は、自覚症状が中心で他覚的所見に乏しい疾患のため、近時交通事故で問題となっている「目に見えにくい後遺障害(PTSD・RSD・高次脳機能障害)」と共通した問題(等級認定や素因減額等)が背景にあることに注意する必要があります。

バレ・リュー症候群の場合、自覚症状が主であり他覚的所見に乏しいため、14級9号の該当性が問題となります。

バレ・リュー症候群では、自覚症状が中心となるため、後遺障害を獲得するためには高いハードルがあるといえます。

頭痛、眩暈、吐き気等が生じている場合、整形外科以外にペインクリニックに通院し、交感神経ブロック療法等の治療で症状の改善を目指すことになります。

バレ・リュー症候群の対象になる後遺障害

耳鳴りについては、30dB以上の難聴を伴うものが後遺障害の対象であり、

「30dB以上の難聴を伴い、著しい耳鳴りを常時残すことが他覚的検査により立証可能なもの、」であれば12級相当が、 「30dB以上の難聴を伴い、常時、耳鳴りを残すもの、」であれば、14級相当が認定されています。

立証方法としては、ピッチマッチ検査(耳鳴りの音の高さや音色を調べる検査)、ラウドネスバランス検査(耳鳴りの音の高さを調べる検査)を行うことになります。

 

注意しなければならないのは、通院治療先が整形外科の場合であっても、事故直後から耳鳴りの自覚症状を訴えておくということです。そのうえで、早期に耳鼻科を受診しオージオグラム検査を受けることが必要です。症状の訴えがなく、2、3カ月を経過すると、事故との因果関係が否定されるからです。

中心的な傷病名が外傷性頚部症候群であっても、排尿障害の症状があり、尿管カテーテルで強制導尿を実施している被害者に11級10号、嗅覚の脱失で12級相当が認定された事例があります。

前者では、ウロダイナミクス検査で尿道括約筋の異常を、後者では、T&Tオルファクトメータで、嗅覚の脱失が立証されています。

事故直後から自覚症状の訴えがあり、症状固定まで継続していれば、原因が特定できていなくても、自覚症状が検査で立証されれば、後遺障害は認定される傾向にあると考えています。

 

後遺障害の獲得の可能性をより高めたいとお考えの被害者の方は、できるだけ早期に、MRIをご持参のうえ当事務所にご相談ください。


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